クロストークPart2 キャラクターイベントができるまで

大変だけど、やりがいや喜びも大きい
キャラクターイベントが形になるまで

キャラクターイベントの大変さは?
プロとしての姿勢と、やりがいを語る

キャラクターショーや遊具、ラリーと言った小規模催事を担当するメンバーに、イベントの営業販売や進行管理を行なう上で、それぞれの業務内容や大切にしていること、イベントに携わる楽しさ、やりがいについて聞いてみました。

個人情報保護の観点により、氏名は全てイニシャル表記としています。

  • I.H

    I.H

    着ぐるみ・SPイベント / 進行管理(SP)

    ショッピングセンターや住宅展示場などで行なう、遊具を使ったスモールパッケージのイベントを担当。イベントの営業販売から宣伝の管理、制作進行やキャラクターのクオリティ維持まで、幅広い役割を担う。

  • T.K

    T.K

    着ぐるみ・SPイベント / 進行管理(SP)

    スモールパッケージイベントの営業販売や進行管理を担当。主に、関東以外の地方の代理店をメインに営業している。

  • K.N

    K.N

    着ぐるみ・SPイベント / 進行管理(着ぐるみ)

    着ぐるみイベントの進行管理を担当。イベント実施までの各種調整やスケジュール管理、イベント当日の現場ディレクションなど、幅広い業務をこなす。

  • T.R

    T.R

    着ぐるみ・SPイベント / 営業

    関東エリアの着ぐるみイベント、スモールパッケージイベントの営業販売を担当。既存顧客だけではなく、新規開拓や現場運営もこなす。

作品やキャラクターの
イメージを守るのも大切な仕事

「催事イベント」と「着ぐるみ・スモールパッケージ(以下、SP)イベント」のイベントの違いを教えてください。

I.H「催事イベント」は同じ会場で1週間や1か月などの一定期間、毎日イベントを実施します。会場の規模もイベントホールや百貨店の催事場など比較的大きく、クライアントの目的やご要望に合わせて内容もアレンジしています。一方、「着ぐるみ・SPイベント」は基本的に1日や土日など短期間。会場も住宅展示場の駐車場やショッピングセンターの一画など、比較的コンパクトです。また、内容もオリジナルというよりは、クライアントのご要望に合う固定のパッケージをご提案するかたちです。

チームにおける自身の具体的な役割を教えてください。

K.Nイベント実施までの全体的な進行管理に加え、版権元さまや協力会社など関係各所とのコミュニケーション、着ぐるみの管理、イベント告知物の監修業務など、さまざまな仕事があります。また、イベント当日はディレクターとして現場に入ったり、ショーの制作に携わったりすることもあります。

かなり幅広い業務内容ですね。イベントの実施にあたって、とくに心がけていることなどはありますか?

K.Nキャラクターイベントの場合は、その作品の世界観や、キャラクターのイメージを損なってしまうような演出や表現はできないため細心の注意を払う必要があります。例えばイベント実施の際も、会場は集客のためにイベント開催を実施したいという要望がありますが、キャラクターが「集客を呼びかける」ような表現はNGです。イベントを発注いただくクライアントの要望や意向を汲み取りつつも、守るべきラインを見極めることが大切です。

T.Kさん・I.Hさんが、SPイベントを進行していく上での大切にしていることを教えてください。

T.Kイベントの規模や期間、内容は異なりますが、おおまかな業務の中身は着ぐるみ担当とあまり変わりません。着ぐるみは使いませんが、わたしの取り扱いはおもちゃのイベントが多いので、取り扱うおもちゃや、メーカーのイメージを損なわないように気をつけています。会場さまの要望をうかがいつつ、版権元さまと折り合いをつけながらできること・できないことを探っています。

I.Hイベント当日の安全管理も大事な仕事の一つです。SPイベントはスタンプラリーや縁日のような演出、お子さまが直に触って遊んでもらうような仕掛けも多いため、怪我だけは絶対にないように気をつけています。例えば「釘が飛び出していないか」といった、細かい点まで入念にチェックしています。

K.Nさんも、イベント当日に、気を配っていることはありますか?

K.N着ぐるみイベントは「生物」なので、当日の環境や状態、キャストの動きなどによって、大きく出来栄えが変わってきます。ですので、一定以上のクオリティーを保つためのディレクションに注力をしています。リハーサルを見て、キャストが安全に操演できるか確認したり、キャラクターのイメージと異なる動きをしていたら注意するようにしています。

イメージと違う動きに気づくためには、キャラクターのことをよく知っていないといけませんね。

K.Nそうですね。この仕事を始めてから、いろんな作品を見ています。ただ、わたしに限らずMPSの社員は漫画やアニメがもともと大好きな人たちばかりなので、勉強するという感じではなく、楽しみながら覚えていると思います。

社内外の連携により、
安心して仕事を進められる

イベントの実施が決定してから当日までの、具体的な流れを教えていただけますか?

I.H会場さまからイベントのお問い合わせをいただくのが、だいたい実施日の2、3か月前です。そこでイベントの目的やご要望をうかがいながら、具体的なプランやスケジュールを詰めていくといった流れです。

注意しなければならないのは、当日の会場周辺におけるキャラクターの稼働状況です。
イベントは土日や連休などに集中しますので、距離が近い会場で同じキャラクターのイベントがバッティングしてしまう可能性もあるんです。そうすると集客が分散してしまいますので、あまりにも日付や距離が近い場合はどちらかの内容を変更するなどの調整が必要になります。

T.K実施直前には当日の現場で使うツールの準備や、配送トラックの発注など、細かい手配も必要になります。ツールひとつとっても、数が足りなかったり、壊れていないかどうか、細かくチェックしなくてはいけません。やることはとても多いですが、社内だけでなく、協力会社も含めた連携やサポートもありますし、抜け漏れがないようチェック体制がしっかりしているので、安心して仕事を進められますね。

「着ぐるみ」も「SP」も、大まかな流れや留意点はあまり変わりませんか?

I.H基本的には同じです。それぞれの担当者とお互いに情報を共有し、協力できることは協力しています。会場からSPイベント実施のご相談をいただいた際にも、ご要望やスケジュールによっては着ぐるみ担当に任せたほうが、より効果的な場合もあります。その場合は、着ぐるみ担当と一緒にクライアントに提案するなど、臨機応変に動けるのがMPSの強みでもあります。

営業マンであると同時に、
イベントのプロでもある

T.Rさんは営業担当ということですが、具体的にはどのような業務なのでしょうか?

T.R既存のお客さまに対してのイベント実施のご案内だけでなく、新規開拓も行ないます。特に関東は商業施設や住宅展示場が多いので、積極的にコンタクトをとっています。まだイベントを実施したことのないお客さまにご提案し、受注につなげることは、この仕事の醍醐味の一つですね。

こうしたいわゆる営業活動だけでなく、現場の運営、イベントのクオリティ維持や運営方法を決定するまでのプロセスに関わることもあります。

具体的に、どんな関わり方ですか?

T.R例えば、安全面の管理です。ここ1〜2年では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、会場が密になることは回避しなければいけません。感染防止という観点だけでなく、人が密集しすぎてお客さまが不安を感じてしまうと、イベント会場やそこにいるキャラクターのイメージまで下げてしまう可能性もあります。

人はたくさん集めたいけど、密は避ける。なかなかの難題ですね。

T.Rそうですね。しかし、コロナ禍でのイベントの経験も増え、密を避ける会場づくりや導線の確保、入場制限、整理券の配布など、多くの知見が得られています。それらをまとめたガイドラインをふまえつつ準備を万全にし、現場でのシミュレーションも徹底しています。

ぼくは営業マンですが、MPSという会社に所属している以上は「イベントのプロ」でなくてはならないと考えています。ですから、ただ売るだけではなく、安全かつ高いクオリティのイベントを実現する責任があると思います。そこをしっかりと担保できれば、繰り返し発注いただくことができ、結果的に本業である営業もうまく回っていくんです。

風通しがよく、チャレンジできる会社

MPSの良さって、どんなところだと思いますか?

T.R全体の雰囲気がよく、風通しのいい会社だと感じます。みんなで協力し合ってイベントをつくり上げていくので、ちょっとしたことでも気軽に相談しあえる関係性があります。「お客さまからこういうご相談をいただいているんですけど……」と話をふると、本当に親身になって答えてくれるんです。1の質問に対して、5や10の答えが返ってくるイメージですね。

K.Nそれはわたしも感じます。あとは、着ぐるみ担当だからこれはやっちゃだめとか、SP担当だからこれしかできないといった垣根も一切ありません。場合によってはSP担当が着ぐるみをつくったりすることも全然アリで、そうした良い意味でのゆるさ、自由度の高さは魅力だと思います。誰かが新しいことをやるときは、絶対に助けてくれます。

I.Hお互いのノウハウを共有し合う文化は、自然と根づいているように感じます。それぞれ手がけるものは違っても、かたちにするまでのプロセスは同じ。一人ひとりの知見が必ず他の誰かの参考になるんです。より良いものをつくるためのサポート環境が整っていることは、MPSの強みだと思います。

最後にお一人ずつ、「この仕事をしていてワクワクする瞬間」を教えてください。

T.Kごく稀に、これまでにあまりイベントを実施したことのないお客さまからご相談をいただくことがあります。先方も慣れていないぶん大変なこともありますが、そのぶんやりがいも大きいです。手のかかるイベントほどワクワクしますし、苦労してクライアントのご要望に応えられたときにはすごく達成感があります。

K.Nわたしは制作から関わったイベントが、かたちになっていくときです。実際に自分でショー台本を作成することもあって、声優さんや着ぐるみキャストに演じていただくことで、一つの作品として完成していくのを見ていると、とてもワクワクします。自分たちがつくり上げたものに対し、お客さまの反応を直に見られるところも、この仕事の魅力だと思います。

T.Rぼくは新規のお客さまを開拓しているときです。簡単ではない仕事ですが、受注に向けた戦略を立てるのが楽しいんです。業種や会場の土地柄などによっても、響くポイントはまるで違います。さまざまな状況を考慮し、どんな武器を用意して、どんなアプローチで提案をするか。自分なりの戦略がハマり、良い反応をもらえたときには大きなやりがいを感じます。

I.Hわたしは「何かにチャレンジしているとき」です。イベントに求められる要素は、時代ごとに変わります。いまはコロナ禍ということで、デジタルの要素を取り入れた施策を提案することもあります。変化を恐れずチャレンジし、結果が出たときに大きな喜びを感じます。
これからも積極的にさまざまなチャレンジをしていきたいですし、MPSはそういった社員の姿勢を認めてくれる、むしろ背中を押してくれる会社だと思います。

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