クロストークPart1 催事イベントができるまで

ワクワクイベントのこだわりを
企画・物販・営業担当が語る

誰もが満足するイベントに必要なのは、感謝の気持ちを忘れないこと

ムービック・プロモートサービス(以下、MPS)のメイン事業のひとつでもある、催事イベント。キャラクターやアニメ作品の世界を体感できるイベントは、どのようにつくられているのでしょうか? 企画、物販、営業の座談会で深掘りしました。

個人情報保護の観点により、氏名は全てイニシャル表記としています。

  • N.Y

    N.Y

    催事イベント/イベント総合職

    展覧会や原画展といった催事イベントの企画・制作をメインに担当している。

  • M.K

    M.K

    催事イベント/物販ディレクター

    催事イベントに設けられるグッズ売り場のプロデュース・ディレクションを担当。グッズを中心としたショップイベントでは、企画から携わることも。

  • T.Y

    T.Y

    催事イベント/営業

    催事イベントにおいて、会場側や主催者への提案営業を担当。前職では内装工事の施工管理を行っていた。

企画・物販・営業担当が
三位一体でイベントをつくる

催事イベント制作で、皆さんはどんな役割を担当していますか?

N.Y私はイベントの企画や制作を担当しています。企画の立ち上げは大きく2つ。1つ目は、「こんなイベントを制作してほしい」とMPSにご依頼いただくかたち。2つ目は、MPSで独自に企画し、版権元からイベント化権の許諾をいただいて制作するかたちです。

M.K私はイベント会場で販売するグッズのプロデュースやディレクションを行っています。イベント限定商品のアイデア出しから納品までの製造管理、各メーカー商品の仕入れ、売り場のレイアウトや販売スタッフへの指導まで、一貫して担当します。

T.Y営業は、百貨店やレジャー施設といった会場、テレビ局や新聞社といった主催者に、イベントの企画を売り込む仕事がメインです。実施が決まってからも、イベント開催準備から終了まで、会場や主催者と制作チームの間に立って調整を行います。

イベントを成功させるには
数字や収支も大切な要素

それぞれ、何を意識しながら仕事をしていますか?

N.Yまずは「何のためにイベントを開催するのか」を汲み取ることを意識しています。キャラクターや作品を広めたいのか、それともファンへ感謝の気持ちを還元したいのか……。根底にある目的や想いを丁寧なコミュニケーションで確認し、見せ方をじっくりと考えます。構成や展示の仕方、壁の色が少し違うだけでも印象は変わってしまうので、作品やキャラクターに寄り添いながら、目的に合わせるためのベストな表現を探します。
そして、作品やキャラクターの芯を捉えることも重要です。私があまり深く知らない作品であれば、社内のメンバーに声をかけて、ヒアリングやブレストを行います。

T.Yアニメやキャラクターが好きな社員も多く、誰かしら詳しい人がいますよね。

N.Yそうですね。「この作品の魅力はここ」という芯は、ファンの方に聞くのがいちばんですから。物販部の皆さんにも企画の段階から相談します。展示内容と商品がリンクしていると、イベントとして一貫性が出るんですよ。

M.K商品の販売では、売上結果が明確に表れます。企画段階からとくに収支を意識する必要があるので、これまでの実績や動向をリサーチしながら、「このイベントでどのくらい物販の売上が見込めるのか」を検討します。営業担当やグッズメーカーに話を聞くこともありますが、アニメイト各店のデータを活用できるのはグループ会社の強みですね。
グッズのラインナップを考えるときは、定番商品を抑えつつ「そのイベントに合う商品」を考えます。同じキャラクターを扱ったイベントでも、子ども向けか大人向けかで求められる商品は違いますから。ここでも皆でアイデアを出し合うことが多いです。

T.Y営業では、会場や主催者にコンテンツの価値を理解していただくことを意識しています。ご担当者によってはそもそも作品やキャラクターを知らないことも多く、集客の見込みを示す根拠がないと一歩踏み出していただけません。グッズやコミックスの売上などからコンテンツパワーを調べ、提案することを心がけています。これは、MPSに入社してからとくに意識するようになりました。

イベントはひとりでつくれない!
感謝を忘れず、態度で示す

仕事をするうえで、大切にしている「マイルール」はありますか?

N.Y社内のメンバーはもちろん、クライアントや制作会社の方などたくさんの人と関わる仕事なので、感謝の気持ちを忘れず、言葉だけでなく態度で示すことにこだわっています。イベント来場者の声を伝えることも大切ですね。とくに施工会社の方々は、イベントが始まってからの様子を知ることができません。それもあって、「あの展示が評判でした!」と、実際の声を届けるようにしています。
イベントはひとりでつくれるものではないし、協力会社の皆さんがいなければ私の仕事も成り立ちません。彼らに「つくって良かった」と思っていただくためにも、尊敬の念を忘れず向き合うようにしています。

M.KN.Yさんは人あたりの良さが魅力ですよね。協力会社の皆さんが「N.Yさんのために頑張ろう」と思う気持ちがわかります。

T.Y現場を盛り上げるのも上手ですし、メールひとつとってもすごく丁寧だなと私も感じます。

M.Kさんはいかがですか?

M.K私も感謝の気持ちを大切にしています。それから、「断らない」ことですね。まずは話を聞いてみる。それが自分にとって感謝の表現でもあるんです。N.Yさんが言うように、仕事はひとりではできません。いろいろな人に協力してもらうためには、まず自分から協力する姿勢を見せることが大切なのではないでしょうか。
そして、何かを聞かれたときにはすぐに答えるようにしています。このような姿勢で向き合うことによって、ありがたいことに社内外から「M.Kに相談すれば何とかなる」と言ってもらえる機会も増えました。

N.YM.Kさんは、どんなに大変なときも笑顔を絶やさないところがすごいですよね。大先輩のM.Kさんが楽しそうに仕事をしているのを見ると、「私も弱音なんて吐いていられない!」と思えます。

T.Yさんのマイルールというのは?

T.Y社内外を問わず、電話やお会いするなどして、なるべく直接話をすることにこだわっています。とくに会場や主催者に対しては、イベントというかたちのないものを売り込むだけに、言い方ひとつでニュアンスが変わってしまう。営業担当の印象が、企画自体の印象を左右してしまうこともあるでしょう。直接やり取りを重ね、人と人とのつながりを大事にすることで、信頼関係が築けるのだと思います。

N.YT.Yさんは確かに、直接お話をしてくれますね! そうすることで問題が解決できることもあるので、とても助かっています。営業と制作は領域が明確に分かれているイメージを持たれるかもしれませんが、営業部の皆さんは「一緒に素敵なイベントをつくろう」というスタンスでいてくれるので、心強いです。

M.Kイベントや会場のことを、すごく親身に考えていますよね。営業は厳しいことをいわなければいけないシーンもあると思いますが、T.Yさんは細かいところまで見通し、きちんと突っ込んでくれるので、本当に助かっています。

来場者の喜ぶ顔を見られるのが
MPSならではの醍醐味です

では最後に、皆さんがワクワクする瞬間を教えてください。

T.Yいままでにない会場でイベントが決まったときや、結果が数字にあらわれて主催者や会場の方々にも喜んでいただけたときにワクワクします。 全国のエリアを担当しているので、地方の美味しいグルメに出会えるワクワクもあります。

M.K自分やチームでつくり上げたグッズを、たくさんの来場者が手に取ってくださる光景を見るとワクワクします。MPSの魅力は、商品がお客様の手に届く瞬間に立ち会えることではないでしょうか。通常のグッズメーカーでは、商品を問屋に卸したら、それがどのように販売されているかを見ることが難しいので。

N.Y私は、設営初日にワクワクします。物販や営業、協力会社の皆さんなど、いままで個別に動いていたメンバーがようやく集まって、ワンチームになるんですね。「足を運んでくださる方々のために、皆でいいものをつくるんだ!」と、全員でひとつの目標に向かう瞬間が大好きです。

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